今回は前回の回答編です
(花粉症かと思ってたら、久しぶりに風邪をひいちゃってたみたいで、熱を測ったらなんと38.2度!遅れてスイマセン・・・)
さて、バーベル部長と腹筋係長、一体何を間違っていたんでしょうか?
簡単に言っちゃうと、2人とも“変な方向に頑張り過ぎちゃった”という事なんですねぇ
では、早速バーベル部長のケースから検証してみましょう
まず、
第一に問題となるのは、自分の体力に見合った重さのバーベルを選択しなかった事です
これは、“学生時代は体育会系の部活でならしたもんだ”とおっしゃるような方に多く見かける事例です
筋肉は、かつて鍛えた時期があったとしても、使わなければ徐々に衰えていきます
現時点での自分の体力を、客観的に見極めることが大切です
第二に、バーベル部長の顔が、真っ赤になった事です
筋トレでは、常に呼吸に気を付けなければいけません。特に、バーベル等の重量物を使用する際には、歯を食いしばってついつい息を止めてしまいがちになりますバーベル部長はおそらく、息を止めて踏ん張っていた為、顔が真っ赤になったのでしょう。これは、血圧が急上昇したことを表します。
血圧の高めな方には、非常に危険です
第三は、バーベルの持ち上げ方にあります
バーベルはこねくり回して持ち上げてはいけません。
両腕に均等に重さを分散しないと片方の腕に思いもかけない負荷がかかり、大けがをしかねないんです
また、
持ち上げたときに、びしっと肘を伸ばしてしまったこと(肘をロックすると言います)により、肘関節に過剰な負担を強いたことです
筋トレに於いては、肘あるいは膝をロックする事は厳禁とされています。それほど危険な行為なんです
肘をロックすると、腕の骨は一本の棒の様になり、バーベルをいったん持ち上げさえすれば、その二本の棒で支える事になります
筋肉はそのバランスを取る為だけに使えばいい訳ですから、肘を少し曲げた状態で持ち上げている場合よりも、格段に楽な感覚で持ち上げ続けることが可能になるんですが、これでは、筋肉に対する効果があまり期待出来ないばかりでなく、その
全重量が、肘関節にかかる為、肘に深刻なダメージを蓄積させることになりますこれは、筋トレの知識が少ない初心者が陥りやすい錯覚を生じさせますので、充分な注意が必要です
次に、腹筋係長のケースについての検証に移りましょう
彼の場合、
腹筋運動に対する知識不足が、全ての問題の根幹にあります
そもそも腹筋運動は、簡単なように見えて実は大変難しい運動なんです
基本をしっかりマスターしないと、効果がでないばかりでなく、腰を痛めたりしてしまいます
腹筋係長の場合、過度の負荷をかけた腹筋運動を、間違えたやり方で行っています
まず第一に気を付けないといけないのは、本人にとっての適正な強度を考えたうえで、トレーニングを行うということです
彼の場合、となりの×香ちゃんに対抗意識を燃やして、無茶な負荷を選択した事です
筋トレは、負荷を大きくかける事よりも、正しいフォームで正確に行えることが大事なんです
第二に、“フンッ!バタッ!・・・フンッ!バタッ!”と腹筋をしていることです
“フンッ!”は上体を一気に起こし、“バタッ!”は上体を脱力させて下ろしていることを示します。これはいけません。
腹筋運動は上体を起こすときにも下ろすときにも筋肉の緊張は常に持続させた方が良いんです
常に腹筋を意識して、運動をしなければなりません。特に上体を下ろす際には脱力しない様、充分注意してください
第三の問題点は、“壊れたチョウツガイ”の様な動きにあります
腹筋運動は、腰から始動させてはいけません。イメージとしては、カーペットを丸めるように背骨の上部から下部に向けて、腹筋で持ち上げていき、下ろすときはカーペットを広げていくような感じで、背骨の下部から上部へと、腹筋を使って上体を支えながら下ろしてください
腰から勢い良く動かすと、腰を痛める原因となりますし、下ろすときに脱力すると、腹筋への効果が半減してしまいます
あなたも、バーベル部長や、腹筋係長の間違いを参考にして、効果的な筋トレに取り組んで下さい。要点さえ押さえてさえいれば、数ヶ月のうちに目に見える成果が現れて来るはずです
(補足)
両手を頭の後ろに組んで、引っぱり上げる様に腹筋運動をすると、首を痛める原因になります。本当は、両手を後頭部にそえる事によって、負荷を増す為のフォームで、両手には力を入れずに行うものです
最初のうちは、手をお腹に添え、腹筋の動きを意識して行うほうが良いでしょう

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